転職お役立ちガイド 【入社前アドバイス】

第1章 「自分の居場所は自分で」

ご入社おめでとうございます。

いよいよ新しいスタート、新しい会社があなたにとって、最高の場所になることを心よりお祈りいたしております。

今までに転職者のお手伝いをさせていただいた経験から、ほんの少しだけお伝えしたいことがあります。

それは、「自分の居場所は自分で作る」ということです。新しい会社でのスタート、それは決して順風満帆ではないかもしれません。 戸惑うことも、落胆することも、焦燥することも、人と人とが関わっている以上、必ず起こりえることなのです。 自分が期待したような心地よい場所になかなかならない事を、周囲の人がその事にあまり配慮をしてくれない事に、 必要以上に過敏にならないで下さい。周りの環境に原因を求め始めると、それはあっという間に依存心になり、 「・・・してくれない」病の虜になり、せっかく見つけた場所はあっという間に魅力のない場所に変わってしまいます。
あれほど期待して入った会社だったのに・・・・

誰もあなたの居場所を大事に作ってくれるひとはいません。どうぞここがあなたの場所ですよ、居心地はどうですか? 何が不足ですか?無理しないでいいですよ、そんなお膳立てをしてくれることを、心のどこかで期待してはいけません。

自分の心地よい場所は自分で作るしかないのです。あなたが新しい会社に期待する以上に、あなたは多くの人から期待されているのです。 人が自分の思い通りに動かないことで、せっかく素晴しい可能性を秘めた新しい場所を、むやみに投げ出さないで下さい。
まずは周りの人に、環境に期待し、答えを待つのではなく、「期待されている」ことに感謝し、期待に応える努力を、 ひとつひとつ積み重ねていきましょう。

「ミスマッチ」の原因は?
入社後に、どうしても会社になじめず、やむなく退職してしまう、いわゆる入社後ミスマッチはどのような原因で起こるのでしょう? 多くは、次のような理由が想定できます。

1)人間関係が馴染めず、相互に信頼関係が築けなかった。

→ 考えられる原因と対応
期待されている役割、果たすべき役割が理解できず、周囲とのズレが大きくなってしまい、だんだん居づらくなってしまう現象です。これは、「会話コミュニケーション欠乏」からくるところが大きいのです。

相互に「こうあって欲しい」という期待がありながら、会話で確認することを行わない為、期待感のずれが大きくなることにどんどんフラストレーションが高まっていきます。1対1の場合もありますし、1対多の場合もあります。「察してもらう」ことを望んではいけません。充分な信頼関係が築けるまでは、特に留意して、きちんと言葉で伝え、言葉で確認することを行っていきましょう。

2)会社の方針、風土、スタイルに馴染めなかった

→ 考えられる原因と対応
実はこの「馴染めない」現象の大きな要因になっているのが、「原体験」と言われるものです。人は、初めての体験が、その行動基準の大きな要因になっていることが大変多いのです。

「どうもこの仕事の方法に馴染まないな、何か違うな・・・」「この場合、そうではないのではないか・・・」全ての会社には、その会社なりの文化があり、風土があり、ルールがあります。もしあなたが、特にスタート当初、さまざまな事に違和感を感じたとしたら、少し冷静に振り返ってください。

「では、自分はどんな方法、考え方、ルールが普通だと思っているのか?」振り返ると、自分の中での「普通」である判断基準は、初めて入った会社で教えられた事、もしくは今までの職歴で一番長かった会社での基準を基にしていることがないでしょうか?「問題意識」を持つ事は大変重要です。しかし、過去体験にとらわれ過ぎていては、せっかくの新しいスタートに、ブレーキをかけるなてしまいます。

まず、黙って1ヶ月、その会社の文化に、風土に身をおいて見ましょう。受け入れずして、何の比較も、発展も生まれません。

3)成績・業績が挙がらなかった

→ 考えられる原因と対応
思うような結果が出せず、やむなく退社・・・というケースは、もちろん現実には充分起こりえることですし、誰にでも可能性はあります。

しかし、本当に成績、業績のみでそのような結果に至る事は少ないのです。しかも入社後短期間で、結果のみでというケースは、大変少ないのが実際です。わずかな期間に出したアウトプット以上に、「先への期待感」を持ってもらえない、自分も持てずに、やむなく・・が多くを占めています。誠実な姿勢、周りの人への貢献、努力、謙虚、これらがきちんと示されていれば、短期的な視野での成績、業績に必要以上に不安感を持つ必要はありません。

4)自分が思っていた仕事内容と異なっていた。

→ 考えられる原因と対応
「異なっていた」には大きく2つのケースに分類できます。
1. 「入社時条件」と異なっている
就業条件が違う、給与が違う、職種が違う、勤務地が違う等々この場合は、きちんと会社と話し合う必要があります。その上で、「自分にとって受け入れ可能な差異であるか、どうか」「会社としての理由がきちんと納得できるか」を考慮する必要があります。
 
2. 「やりたい仕事」と違っていた
イメージと現実は違います。以前と同じ職種でも、会社によって求められる役割責任は異なります。まずは「できること」「すべきこと」に全力で取り組んでみませんか?仕事が集まる人は、いつも「できること」「すべきこと」にきちんと結果を出している人なのです。そこを避けて、「やりたいこと」ばかりを求める人は、短期間で、転々と仕事を変える癖がついてしまいます。
第1章 「自分の居場所は自分の手で」
第2章 「期待に答える人であるために」
第3章 「今ここにある自分」
第4章 「シーンNo・・・」

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